ニューヨーク市運輸局(DOT)は12月7日、今年7月に始動予定だった1万台のバイクシェアリングプログラム「Citi Bike(シティバイク)」を2013年5月に開始すると発表した。当初は1万台の自転車の設置を予定していたが、5月の時点では5500台を、ユーザー密度の高いマンハッタンの59ストリートからブルックリンの間に設置する予定。
一部のプロジェクト施設はハリケーン「サンディ」の被害に遭ったイーストリバー沿いのBrooklyn Navy Yard(ブルックリン・ネイビー・ヤード)エリアにあり、多くの機材に影響が及んだ。来年5月のプログラム始動のまでに5500台の導入を目指し、現在も改装工事や電気部品の交換作業に取り掛かっている。
2013年末ごろにはさらに設置箇所を増やし、全7000台がマンハッタン、ブルックリン、そしてクイーンズ区のロングアイランドシティーに設置。最終的には当初計画されていた1万台の導入を見込む。
駐輪や返却で使われるシェアステーションは、5月の時点でマンハッタンとブルックリンの間で293カ所近くが稼働する。利用料金は変わらず、1日パス=9.95ドル、7日パス=25ドル、1年パス=95ド ル。
DOT総合監督のジャネット・サディカンさんは、「サンディの被害はあったものの、ニューヨーク市は全米最大のバイクシェアリングを来春稼働する」とプログラムの開始を約束した。