![NYで教科書をタブレット化計画](https://images.keizai.biz/newyork_keizai/headline/1358549309_photo.jpg)
1月15日、ニューヨーク市クリスティーン・クイン市議会議長は教科書をタブレット端末に入れ替える計画を提案した。ニューヨーク内の1700カ所の学校での実施を目指している。
「テクノロジーの進歩は、私たちが教えなければならないことを変えた。そしてどのように教える必要があるかも変わった」とクイン市議会議長は話し、毎年教育組織が教科書に使っている1億ドルがあれば、全ての学生にタブレット端末を買うのは十分と説明した。
タブレットはテキストブックを簡単にダウンロードできるように設定し、運営にはオープンソースを使う必要がある。全ての過程を検証する必要はあるが、全て予算内で収まると話した。
「タブレットの案はいいが、やはり教科書には変えられない」や「初めての試みになるが、心配はないのか」という意見に対し、クイン市議会議長は「人のまねばかりしていてもつまらない」と話した。
ニューヨーク市立図書館では、タブレットを使ったeBookの無料クラスが開催されていたり、図書館をブックレスのタブレットのみにする動きが他の州にもあったりと、ニューヨークをはじめ、全米でのデジタル化がさらに進んでいる。