チョコレートを使ったフード、アート、文化を通じて食習慣を考え、社会・環境意識を高めることを目的としたイベント「Chocolate & I, New York（CINY）」が2月8日から、チェルシーで始まった。

　2回目を迎える今年のCINYでは、「The Journey（旅）」をテーマに斬新なチョコレートのテイスティングやペアリング、チョコレートや食品をモチーフにした作品を展示する。カカオ源産地とのフェアトレードやスローフードに関するディスカッションなどのイベントも企画し、あらゆる角度からチョコレートが持つ可能性を引き出す。

　40以上のショップやゲストスピーカー、アーティストが参加する同イベント。初日には、チョコレート店「Bond Street Chocolate」のリンダ・スターンさんとニューヨークで初めて日本酒を専門に扱った酒店「SAKAYA」のリック・スミスさんが、チョコレートと日本酒のペアリングを行い、出羽鶴純米酒とタフィー、ユズ酒とミルクチョコ、梅酒とダークチョコの組み合わせを紹介した。また、チョコレート店「Roni-Sue’s Chocolates」とアメリカ産チーズのみを扱うチーズ店「Saxelby Cheesemongers」による、チョコレートとチーズのペアリングなども行われた。

　期間中、アメリカ版料理の鉄人パティシエ、アレックス・ステュパックさんによる「意外な素材」を使った料理のテイスティング「Taste Art. Drink With Taste.」なども予定。そのほか、子どもを交えチョコレートについて学ぶワークショップや、最終日のバレンタインデーには、タンゴのレッスンとディナーイベントも予定する。

　会場は、CINY（511 W 25th Street, New York）。開催時間は、平日＝16時～22時、土曜・日曜＝14時～23時。入場料＝無料～95ドル。今月14日まで。