ニューヨーク州立ファッション工科大学(以下FIT)(227 W 27th St)で2月8日、芸術的な靴の展示会「Shoe Obsession」が始まった。世界の著名デザイナーのアーティスティックな靴が展示されており、4人の日本人デザイナーの作品も出展されている。
現代ファッションアクセサリーとして最も人気のある靴は、各デパートなどもセクションを拡大する傾向にある。さらにヒールの靴が過去10年間でどんどん高くなっており、10センチヒールの靴は「低い靴」と言われるようになった。
同展示会では、絶えず進化をする魅力的な靴150点以上が並び、社会現象になるほど人気となった「Sex and the City」の主人公キャリーがプロポーズや結婚式に履いていた、マノロ・ブラニクデザインの靴も展示。日本人デザイナーは最先端に立つアバンギャルドなシューデザイナーと称され、「21世紀で最もすごいコンテンポラリーデザイン」と紹介されている。
Noritaka Tatehanaさんの作品はレディー・ガガさんやダフネ・ギネスさんの靴をデザインしたことで知られ、重力をものともしない斬新なデザインが高く評価されている。Masaya Kushinoさんの作品は履物であると同時に彫刻のような美しさがあり、動物をイメージした靴を多く手掛ける。ほかにも、Aoi KotsuhiroiさんやKei Kagamiさんの作品も並び、今までにない個性的で奇抜なデザインが日本から発信されている。
開催時間は、火曜~金曜=12時~20時、土曜=10時~18時。月曜・日曜閉館。入館無料。4月13日まで。