2月12日、ニューヨークの「Astor Center(アスター・センター)」(399 Lafayette St.)で、日本酒プロモーションイベント「Sake and the City(サケ・アンド・ザ・シティ)」が行われた。
独立行政法人日本貿易振興機構と日本酒造組合中央会が主催し、米国での日本酒の認知度向上を目的として、20の酒造会社が出展した。酒造会社が日本酒を提供するだけでなく、カクテル世界大会で1位に輝いた実績を持つ日本人バーテンダー後閑信吾さんよる酒カクテルや、レストラン「ブラッシュストローク」のシェフ山田勲さんによる日本酒に合う料理の提供など、日本酒の魅力をより多く伝えるための催しも行われ、会場が満員になるほどの大盛況となった。
一般公開前にはレストランや酒屋などの産業関係者とメディアを対象とした限定イベントも開催され、多くの産業関係者が訪れた。出展した酒造会社の社員は「これまでも日本酒プロモーションイベントに出展してきたが、これほど多くのアメリカ人が来場したのは初めて。過去のイベントは日系レストランや酒屋向けに出展していたが、今後日系以外の飲食店でもどんどん日本酒を提供してくれたらと思う」と話した。ニューヨークでレストランを経営する男性は「うちのレストランの専門はワインだが、ニューヨークで日本酒の人気は高まっているので、日本酒を検討しようと今回のイベントに参加した。このイベントで味わった日本酒は想像以上にレベルが高い」と驚きの様子で話した。