ニューヨークのチェルシーエリアにあるアートギャラリー「hpgrp GALLERY」(529 W 20th St.)で3月15日、日本の縄文文化から影響を受けた現代アーティストによる作品展「Arts of JOMON」が始まった。
在ニューヨーク青森県人会とNPO法人jomonismの後押しで開催される同展は、現代アートを切り口に、縄文文化の持つ多様な魅力を世界に発信、「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」を国際的にアピールし、世界遺産登録に向けた機運や潜在的交流需要の喚起を図る。
キューレーターに、以前からjomonismのイベントに作品を提供していた陶芸家RIYOO KIMさんを迎え、縄文土器をポップなシリーズで幅広く展開するJunpei Omoriさんや、幾度も重ねたレイヤーで作品を作るMeguru Yamaguchiさんなど、KIMさんがキューレーションした若手現代アーティスト13人の作品を展示。15日に行われたレセプションには約200人が来場した。
会場に訪れていた日本人女性は「縄文アートと聞くと親しみが湧かなかったが、現代アートに縄文のコンセプトが入っている作品が多く、見ていて楽しく、興味が湧いた。ニューヨークにいるとただでさえ日本文化と離れがちなので、このような機会がもっと増えるといい」と話した。
開催時間は11時~18時。入場無料。今月23日まで。