路上にベンダートラックを停車してデザートを売り、ニューヨークで人気を集めた「Dessert Truck(デザートトラック)」が、ローワーイーストサイドにデザートカフェ「DessertTruck Works(デザートトラック・ワークス)」(6 Clinton Street, New York)をオープンし話題を呼んでいる。
パティシエでオーナーのジェローム・チャンさんは2007年10月、友人のパティシエとともにニューヨークの街角でよく目にするベンダートラックで、デザートやドリンクの販売を開始。日によって停車場所が異なるため、ツイッターで場所や新メニューなどを配信してきた。デザート界では先駆的な販売モデルと品質の高さから話題となり、タイムアウトNY誌の「イートアウト賞」を受賞している。
同カフェは15席を用意し、寒い冬でも室内でデザートを楽しめる空間を作った。開店を待ち望んでいたデザートファンの間で、早くも人気の店になるなど、デザートトラックの「味」が話題となっている。ジェロームさんは、2004年にフレンス料理協会のクラシック・ペストリーアート課程を卒業。ニューヨークの高級フランス料理店「Le Cirque(ル・シルク)」でペストリー副料理長を務めた経験を持つ。
「一流の味を低価格で提供」をモットーにするデザートトラック・ワークスでは、元ル・シルクのシェフが集まり、本格的な味のデザートを6ドル、小さなペストリーを2ドルで提供。オリーブオイルのガナッシュ、シーソルト、ヘーゼルナッツを使った「ワーム・モルトン・ダーク・チョコレートケーキ」やベーコンまたはバニラカスタードソースが選べる「ワーム・チョコレート・ブレッドプディング」など、オリジナル商品をそろえる。
営業時間は、月曜~木曜=11時~23時、金曜・土曜=11時~24時。