4月第1週までニューヨークで続いていた寒さがようやく落ち着き、8日月曜から最高気温が26度になるなど、一気に初夏のような気候となった。暖かい日々の訪れに、Tシャツやショーツなど薄着で街を歩く人が増え出した。
今月10日、セントラルパークBethesda Terrace(14 E 60th St.)では、春の到来を祝おうと「Central To Sprig」が開催された。イベントではクッキーや飲み物が無料配布され、音楽が鳴る中1時間のパーティーが開かれた。来場客にはニューヨーカーはもちろん、さまざまな国の観光客も訪れおおにぎわいとなっていたが、開始15分後には激しい雷雨に見舞われイベントの中止が心配された。
雷雨の影響で会場を後にする来場客も多かったが、残った客らは傘や屋根の下でパーティーを続行。あいにくの天気だったが、15分間の花火は予定通り打ち上げられ、春の到来を皆で喜んだ。
訪れたニューヨーク在住の女性は「春を祝うパーティーなんてすてき。雨が降ったのは残念だけど、今の気温には気持ちいいぐらい」と話し、一緒にいた男性は「今年は寒い日が長く、飽き飽きしていた。これでやっとビールがおいしい季節になった」と話した。
同イベントに合わせ、エンパイアステート・ビルディングは緑一色の電飾で春を祝った。