ニューヨークのヘルズキッチンにある「Casellula CHEESE&WINE CAFE」(401 W 52nd St.)が5月11日にオープン6周年を迎える。オーナーのブライアン・カイザーさんが「世界各地で見つけたえりすぐりのチーズとワインを、ニューヨーカーが手頃な値段で楽しめるように」とオープンし、以来多くの人々に愛されている。
「casellula」はラテン語のスラングで「小さな小屋」「小さな家」を意味する。チーズを意味する「caseum」と同じ起源を持ち、カイザーさんは店名に「小さなチーズの家」の意味を込めたと話す。名前の通り、店内は少人数制で落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと食事を楽しむことができる。
日々入れ替わる40種類以上のチーズ(各6ドル)は、酸味がありサッパリとしたものからクリーミーで濃厚なものまでバラエティーに富んでおり、チーズソムリエがワインや料理に合ったチーズをその場で薦める。各種チーズには、軽いアペタイザーも同時に提供。塩分の強いブルーチーズにカフェエスプレッソを圧縮した甘いプディングを添えるなど、斬新な発想で来店客を驚かせている。
メニューは多国籍タパス中心で、独創的なアイデアから生まれたものが多く、甘いバーベキューソースがさっぱりとした上質のビーフにかかっているバーガー風の「Beef Brisket Streamed Buns」(12ドル)や、新鮮な野菜をみそベースの液に漬け込んだ「Mustard Miso Pickles」(5ドル)などはワインと相性がいい。料理は短期間で頻繁に入れ替え、来店のたびに新しい味が待っていると評判だ。
営業時間は17時~翌2時。