「世界の交差点」と呼ばれるタイムズスクエアで4月28日、よさこい鳴子踊りの披露と観客参加型のイベント「ドリーム夜さ来い祭り in New York」が開催された。ドリーム夜さ来いオフィシャルチームほか、日米よさこいチーム5組の約60人が踊りを披露。イベント前日には大みそかのカウントダウンでおなじみの「東芝ビジョン」で事前告知された。
同祭はオリジナル楽曲によるよさこい鳴子踊りを披露したほか、観客飛び入り参加型の大旗振りの体験コーナーや東京新文化の紹介なども取り入れ、世界各国から集まる旅行者やニューヨーカーたちと盛り上がった。東京はニューヨークの最古の姉妹都市でもあり、同祭は日本の文化をニューヨークから世界へ発信するほか、日米のコミュニティー復興と姉妹都市同士の交流の促進のために催された。東京夜さ来いカンパニー代表、中平公士さんは「ニューヨークに初めてきたが、この街にはすごいエネルギーがあふれている。ここで参加して本当に良かった。興奮している」と語り、副代表の成田有紀さんは「このような大舞台で踊れて、ありえない経験をした。関係者やニューヨークの人々に感謝したい」と話した。
主催した実行委員会の扇谷ちさと委員長は「10年前に東京で『ドリーム夜さ来い祭り』を立ち上げた時から構想していた。昨年のニューヨーク視察以来、試行錯誤を重ねながら多くの方々のご協力で実現に至った。ニューヨークの中心タイムズスクエアで踊れるのはまさに夢のようだ。今回だけで終わらせることなく、まずはニューヨークで地元のチームが多数できて、恒例の行事になっていくようにしたいと思う。ゆくゆくはニューヨークと東京での祭りを通じチーム同士の交流が進んでいけばうれしい」と語る。
7月6日には「第12回ドリーム夜さ来い祭り」のプレイベントを初めて東京スカイツリーで行う予定。ドリーム夜さ来い祭りの公式フェイスブックでは、タイムズスクエアでの様子を紹介している。