日本の大手かばんメーカーエースは6月20日、ニューヨーク・マンハッタンのミッドタウンに、アルミ製のアタッシェケースで有名な同社子会社「ZERO HALLIBURTON(ゼロハリバートン)」(300 Madison Ave.)のグローバル旗艦店をオープンした。ゼロハリバートンは今年で創業75周年目を迎えるアメリカの老舗ブランドで、今回のNYでの旗艦店が欧米での初店舗となる。
アポロ11号による月面着陸の際、月の石を採取するケースの製造を航空宇宙局(NASA)から依頼されるほど、その品質が高く評されてきた同ブランド。ブランドは日本のかばんメーカー最大手の同社が2006年に買収。以来、同社はゼロハリバートンがそれまで徹底してこだわってきた品質とデザインのさらなる向上を目指し「リブランディング」を掲げ、米名門ブランドのイメージは残しながら日本のきめ細やかさを生かした品質管理や商品開発に従事してきた。
ニューヨークの中心、グランドセントラル駅のすぐそばに位置するグローバル旗艦店では、伝統的なアルミ製ラゲージをはじめ、コンテンポラリーなデザインを導入した新モデルを含む全てのコレクションをそろえ、ニューヨーク限定モデルも販売する。今後ニューヨークのライフスタイルに合ったニューヨークモデルの展開も予定する。また、開店記念キャンペーンとして、商品購入客に、折り畳み式のトートバッグまたはボストンバッグを漏れなくプレゼントしている。
ゼロハリバートンの大崎社長は、「今回のグローバル旗艦店の出店はゴールではなく出発。創業75周年を機に、新たに生まれ変わったゼロハリバートンブランドをニューヨークで確立させて、今後の海外展開につなげていきたい」と意気込みを見せる。
営業時間は、平日=10時~20時、土曜=11時~18時、日曜=11時~17時。