北米最大の児童映画祭「ニューヨーク国際児童映画祭(NYICFF)」が2月26日より、ニューヨークのシアター6カ所を会場に開催される。
1997年に始まった同イベントでは、毎年世界中から出品される100以上のアニメーションを中心とした映画が上映するほか、ワークショップ、フィルム制作者へのQ&Aセッション、授賞式など、盛りだくさんの内容で約1カ月にわたり、子どもから大人まで楽しめる場を提供する。
今年は日本から、片渕須直監督作品「マイマイ新子と千年の魔法」をはじめ、佐藤信介監督の「ホッタラケの島~遥と魔法の鏡~」などアニメ映画5本を上映。イベント初日のプレミアでは、日本公開41日間で劇場動員100万人を突破した細田守監督作品「サマーウォーズ」が上映される。細田監督をゲストに迎え、監督に聞くQ&Aを含むケータリングレセプションも行われる。
そのほか、クレイアニメーションや2Dアニメの制作、演技の実践体験ができる「フィルム制作ワークショップ」や、フレンチアニメ「LE ROI ET L'OISEAU」の上映とオークション、フランス料理のディナー、ライブパフォーマンスなどを含む「FILM & FOOD: NYICFF慈善オークション」が予定されている。
NYICFF授賞式の審査員には、映画「KIDS-キッズ」「Milk―ミルク」のガス・ヴァン・サント監督、「キル・ビル」主演のユマ・サーマンさんなど、映画界の大物が名を連ねている。
開催は3月21日まで。