8月1日~3日の3日間、ニューヨーク市内で「ランジェリー・ファッション・ウイーク」が開催された。初日にはNY発の日本製ランジェリーブランド「Bradelis New York(ブラデリスニューヨーク)」が初参加し、ランウェーショーを披露した。
春と秋に行われる「ファッション・ウイーク」とは異なり、「ランジェリー・ファッション・ウイーク」は下着や部屋着などを主に扱っている。近年、インナーウエアのマーケットは拡大しており、2010年の売り上げが130億ドルだったのに対して翌2011年は140億ドルと上昇している。
同ブランド下着は矯正しない「補」って「整」える補整下着として女性からの支持が高いという。3つのステップで徐々にバストを育て、理想のボディーラインを形成していくスタイルに「ニューヨーク女性からの支持が高い」といい、市内で3店舗を展開している。
2013秋冬最新ランジェリーが見られるとあり、会場には200人以上の客が詰めかけた。用意された席では収まりきらず、立ち見でも見ようと開始前からランウェーに人だかりができた。
ショーでは最新作のランジェリーを着たモデルが代わる代わる登場。フラッシュライトが四方八方から飛び交った。ショーが終了すると、ランウェー上に台が運びこまれ、ショーを終えたばかりのモデルらが台の上に立ち、観客は好きに歩きまわって写真撮影を楽しんだ。観客の中には憧れのモデルと写真撮影でき喜ぶ子どもの姿や、モデルと会話をするなどして交流を楽しんだ。
会場にいた日本人女性は「やはり日本のブランドというだけあり、レースなどのディテールがかわいい。昨年ブラデリスの商品を購入してファンになった。今回ショーを見てさらに欲しくなったので店に行ってみようと思う」と話していた。同ブランドのジェネラルマネージャー野田さんは「日本製の高品質な下着はウェブサイトや写真だけではなく、実際に見ていただかないとわからない。店舗にも足を運んでもらい、日本らしいきめ細かいサービスとフィッティングも体験していただきたい。今回は日頃ご愛顧になっているお客様にも楽しんでいただくいい機会だった」と話した。