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インタビュー2013-06-18

NYで「博多」の魅力発信- 「HAKATA TONTON」店主・ヒミ*オカジマさんに聞く

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 今年で6年目を迎え、ニューヨーカーの間で「豚足」や多くの博多料理を流行らせた「HAKATA TONTON」(61 GroveSt.)のオーナー兼、九州SAMURAIの会の主宰、コラムニストとしても活動するヒミ*オカジマさんに、ニューヨーク進出と成功するための心得について話を聞いた。

ニューヨーク=世界の激戦区での挑戦

ヒミ*オカジマさんオーナーの「HAKATA TONTON」
copyright SUPER PAPRIKA CORP. PHOTO BY GEORGE KAWAMURA 2009

ヒミ*オカジマさん

—ニューヨークに進出しようと思われたきっかけは何ですか? ヒミさんにとってニューヨークとはどんな街ですか?

ニューヨークといえば「世界屈指の激戦区」。その「世界」というフィールドにチャレンジしてみたかったからです。ニューヨークでは世界各国の人や同性愛者のコミュニティーなど、多様な人やカルチャーと触れ合えることができます。だからこそ自分の常識を覆し、常に新しいことを教えてくれるので、とても刺激的な街。例えばこちらで言う「Sushi」は日本で言う握りずしではなく、カリフォルニアロールを連想されがちで、初めのころお客さんにすしは無いかと聞かれ戸惑ったこともありましたね。ロールのことだと知った後は、同店オリジナルの創作ずしを出すようになり、今では人気メニューの一つです。

—どのようにしてニューヨークのお客さんに「豚足」を広めたのでしょうか?

 オープン当初は料理の伝え方やメニューには一工夫しましたね。「豚足」を英語に訳した「ピッグフィート」をあえて使わないで、日本語で「Tonsoku」として売りました。何かと聞かれた時は「ピエ・ド・コション」ですと伝えました。「ピエ・ド・コション」とは何かと聞かれたら、フランス語で豚の足ですと説明すると、Tonsokuがフランスの洗練された食文化のイメージと結びついてお客さんの興味を引いたと思います。ほかにも、「めんたいこ」は「博多スパイシーキャビア」という名で売り大ヒットしました。この時、人間は「言葉」を食べている生き物だということを再認識させられましたね。

—ヒミさんにとって「仕事」とは何ですか?

仕事は目的ではなく、あくまでも通り道だと思ってるんです。大事なのは人生観。仕事は「誰と」やるかが大切だと考えてるので、僕にとって仕事とは仲間づくりの過程という感じですね!

—HAKATA TONTON のこだわりとはなんでしょうか?

同店のこだわりというか、僕自身のこだわってることなんですが、人と人との対話を大事にしています。食事を提供する以上に、お客さんが「会話を楽しむ場」を提供する事を重視してます。

—キャスト(スタッフ)の方とはどのようなことを話したりするのでしょうか?

同店を通して自分に何ができるかということを常に考えて実行してもらっています。「チーム」とは何かを常に考え、ゲストとの対話を心掛けてもらっています。僕にとって「おもてなし」とは、ゲストが最高の時間を過ごせるように、相手に尽くし、責任を持つことだと考えているので、キャストとも一緒に考え、話し合いますね。今、自分がやっていることは単なる作業なのか、それとも「おもてなし」なのか? そんなディスカッションを通して、お互いを知り合い、日々の仕事は「何のためにやるのか」をよく考えることを習慣づけています。

—九州SAMURAIの会などHAKATA TONTON 以外でやっている面白いプロジェクトについて教えてください。

パクチーを日本の産業ブランドにしようと、九州の自治体と手を組み、農産の活性化を目指しています。これは後に東北復興のサポートのためにできるプロジェクトとしても計画しています。パクチーはキロ単価でもかなりの高額で売買されているので、農家さんの所得向上に一役買える食材。日本国内のみならず国外に売り出したり、TPP対策も含まれています。

—ずばり、ヒミさんの成功の秘訣(ひけつ)とはなんでしょうか?

全てのことは偶然ではなく必然的に起きていて、自分の言葉が現象を創っていると考えています。人間は共鳴・コミュニケーションをする生き物なので、「言葉」で生きているようなものだと思うんです。だから言葉を投げやりに使わない、言葉で駆け引きをしない、うそは絶対つかないよう日頃心がけています。

—お店の今後の展望は?

皆さんに長く愛され、HAKATA TONTON を訪れる全ての人の友達が増えるような場にしていきたいです。出身地でもある「博多」を知ってもらうために、壁一面に日本地図と博多をアピールしたり、博多の祭りドンタクの写真を店内に飾り「博多」を常にアピールしていますが、「博多」が今後もっともっと多くの人に親しまれ知ってもらえるように頑張っていきます。

—ありがとうございました。

About

【プロフィール】
ヒミ*オカジマさん
福岡出身。HiMi NY Corp代表取締役、Hakata Tontonオーナー、フードプロ総合アカデミー講師、コラムニスト、九州SAMURAIの会主宰など、多岐にわたり活躍中。

【HAKATA TONTON について】
「美肌推進食堂」としてコラーゲンたっぷり料理や郷土料理のもつ鍋などでニューヨーカーを虜にし、アメリカフード界のアカデミー賞とも言われるTime Out NY Food アワード08やニューヨークミシュラン5年連続受賞。

HAKATA TONTON facebookサイト
https://www.facebook.com/HAKATATONTON

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