アシックスは10月22日、ミッドタウンに全米初の旗艦店「The ASICS Store」(51 W 42nd Street, New York)をオープンした。
アシックスがニューヨークマラソンの公式スポンサーとなっていることから、同店ではランニングをメーンにしたシューズ、ウエアなどを販売。「マンハッタンの中心ということからミッドタウンを選んだ。ニューヨークマラソンでは、アシックスがスポンサーのライアン・ホール選手が走る」とプロモーショナルマネジャーのベンさん。10月23日には五輪金メダリストのロロ・ジョーンズ選手のサイン会が行われた。
店内には、ランナーをターゲットにした「Foot Id」を導入した。同システムは、コンピューターを使いランナーに合った靴を選ぶもの。トレッドミルとカメラから足の面積、土踏まずを形成するアーチや、かかとの角度を測定。得た情報を元に、一人ひとりに合った靴を探し出す。直営店のみで実施しているサービスだ。
日本で開発された「Foot ID」の導入について、開発担当の田中さんは「アシックスでは、靴の形がランナーの足の負担を和らげる機能性シューズを開発している。実際にお客さまに足を測っていただき、自分に適した靴を選んでほしいということで導入した」と話す。昨年から日本とヨーロッパで導入されている同システムは、「(システムを使った)7割~8割のお客さまが実際にシューズを購入するという効果が出ている」(田中さん)という。
営業時間は月曜~水曜、金曜=10時~19時、木曜=10時~20時、土曜=10時~18時、日曜=11時~18時。年中無休。