7月3週目にニューヨークで平均最高気温35度の猛暑日が続き、いよいよ夏本番と思われていたが、翌週4週目から平均気温が8度も下がる夏日に変わった。先週は最低気温15度を記録し、夏はもう終わったとささやかれている中、今週からまた30度を超す日が訪れ、市民は気温の変化に戸惑いを見せている。
4週間続いた夏日は、海やプールに行きたいという声が少なくなる一方で、野外イベントやルーフトップバーなどが人気スポットとなった。仕事終わりのアフター5には、多くのビジネスマンが外で過ごす傾向が見られた。
ブライアント・パーク(41 W. 40th St.)では夏季に「Bryant Park After Work」が行われ、毎週水曜日にカントリーミュージックやジャズなどさまざまな分野のミュージシャンが1時間にわたって演奏する。ニューヨーク在住のジェームスさんは「外で過ごすには快適な日が続き、いい音楽を聴きながらのんびりできるこのイベントは、ストレスがたまった仕事帰りの息抜きにぴったり」と話す。
夏日を満喫する市民がいる一方、今年の冬は厳しい寒波や4月まで続いた長い寒さがあったため、夏を楽しみにしていた市民も多く、気温の変化が激しい今夏に戸惑いを見せている。ニューヨーク在住の女性は「先週は寒すぎて秋服を出そうと思っていたのに、今週はまた暑くなり何を着たらいいのかわからない。夏はもう終わったのか、それともこれから始まるのか、全く先が見えない」と話している。