ニューヨークの「Jacob K. Javits Convention Center(ジェイコブ・ジャビッツ・コンベンションセンター)」(655 W. 34th St.)で8月18日~21日、北米最大ギフト関連製品展示会「NY NOW(ニューヨーク・ナウ)」が開催され、日本貿易振興機構(ジェトロ)が中小企業24社の出展を支援した。
ジェトロはこれまで日本企業と海外企業との橋渡し役となり、日本経済の活性化に貢献してきた。また中小企業の国際ビジネス展開にも力を入れ、海外のマーケット調査などを行い、企業の商談成立のためのアドバイス・サポートに取り組み続けている。
同機構は旧ニューヨーク国際ギフトフェア(NYIGF)2005年冬展に初出展して以来、17回目の出展。展示会の対象商品となるのはギフト製品、キッチン用品、デザイン雑貨など多くのジャンルを扱っており、毎回北米各地からバイヤーが訪れる。
ジャパンパビリオンが出展したのはHOME(インテリア、テキスタイル、キッチン・テーブルトップ、デザイン製品)セクション。日本のデザイン性に優れたライフスタイル製品の北米進出を目指す企業が集まり、ジェトロが事前準備を含めたきめ細かな支援を行った。
2005年の初出展時には応募がわずか4枠だったが、徐々に参加希望の企業が増え、今年は参加可能枠を大きく上回った。事前調査や今季のトレンドを踏まえた上で、改良を重ねたデサイン商品がブースに並んだ。
同展示会のジェトロ・コーディネーターを務めるミラ・デザイン社の三浦治義さんは「海外進出は多くの課題があり、大変だと思われがち。言語やマーケットなどさまざまな違いがあるが、ジェトロはその全ての段階でサポートを行っている。何より日本の商品はデサイン性と機能性の両方を持ち合わせているのでもっと多くの企業に海外進出を目指してもらいたい」と語った。