![講演を行うギャレット・オリバーさん](https://images.keizai.biz/newyork_keizai/headline/1379610655_photo.jpg)
ニューヨークのジャパン・ソサエティー(333 E.47th St.)で9月12日、「『和』のクラフトビール」講演会と試飲会が行われた。
講演会にはブルックリン・ブルワリーのカリスマビール職人ギャレット・オリバーさんが講師として参加。日本のクラフトビールの品質の高さや、ラーメン店一風堂とのコラボレーションで今年開発された「カエダマ・エール」の開発秘話を語った。
オリバーさんは「一風堂にはずっと興味を持っていたし、食べてみたかった。けれどいつも行列ができていて食べられなかった。そんなときに一風堂からラーメンに合うビールを造ってほしいと依頼され、びっくりした」とカエダマ・エール誕生の裏側を語った。
講演会後にはさまざまなクラフトビールの試飲会を開催し、人気の高いブルックリン・ブルワリーのほかに日本のクラフトビールや日本に影響を受けたクラフトビールを提供。その中でも人気集めたのが、米国未発売の日本クラフトビール社による「馨和 KAGUA」。「和」のかぐわしさを追求するためにさんしょうとユズが原材料に使われた世界的にも珍しいビールは多くの参加者が試飲に集まり、その味を楽しんだ。
参加したジョンさんは「馨和のビールが一番気に入った。アメリカで売られていないのがとても残念。ぜひアメリカにも進出してほしいと思う」と語った。