ニューヨークのクイーンズで9月25日、ボクシング男子ライト級の試合が行われ、プロデビュー戦の相田正紀(MASAKI "DRAGON" AIDA)選手は、全米アマチュアボクシングの世界王者ウェスリーフェラー選手に1ラウンドTKOで敗れた。
1ラウンド開始直後に相手の左フックをかわし強烈な左ストレートを打ち込んだ相田選手だったが、ロープ際へ追い込まれると強烈なラッシュを浴びダウンを奪われ、レフリーに試合を止められた。
試合後、相田選手は「気合が先走り冷静な試合ができなかった。試合結果は悔しいが、次の試合に向けて練習に励む」と意気込みを見せた。
会場に来ていたベネズエラ出身の女性は「リーチの差がありながらも果敢に距離を詰める相田選手は迫力があったが、やはり相手はアマチュア王者だけあり強かった」と話した。
相田選手は神奈川県出身の27歳。事故により右足の薬指と小指を失いながらも、本場米国でチャンピオンを目指そうと2010年に単身渡米した。