ニューヨーク最大級の駅であるグランドセントラルターミナル(87 E 42nd St.)で11月21日から5週間にわたり、イルミネーションイベント「The Centennial Holiday Light Show(ザ・センテニアル・ホリデー・ライト・ショー)」が開催されている。
今年で100周年を迎えた同駅ではイベント開催に伴い東芝がスポンサーとなった。駅構内の西側メーンコンコースには1枚につき118枚の小さな窓に分割された3枚の大窓があり、この全354枚の窓ガラスにLED照明を取り付けた。1回30分の動くイルミネーションが毎日17時から6時間にわたり繰り返され、赤青ピンクなど鮮やかな色が窓を照らし出している。
総合デザインは照明デザイナーの田中みちるさんが担当。クリスマスツリーや米国旗に加え、ホリデーメッセージの「Happy Holiday From Metro North」などさまざまな投影イルミネーションを実施している。ゆっくりと時間をかけて移り変わる幻想的な光は駅構内も照らし出し、いつもと違う雰囲気に思わず足を止めてカメラを構える人や携帯でビデオ録画している人が多く見られる。
東芝はメーンコンコースの窓のほかにもホーム入り口などに合計約600台のLED照明を納入。メトロノース鉄道会社の社長は「100周年の年を締めくくるイベントとしてふさわしいすてきな光の演出をしてくれた東芝に感謝している」と語る。
開催時間は17時~23時。12月26日まで。