在米日本人が製作する日米合作のウェブドラマ「2nd アベニュー」の第4話が12月26日、ユーチューブで公開された。
同作は、日本社会になじめないグラビアモデルのマリコと、アメリカで育ったゲイの日本人大学院生タイチが、ニューヨークで七転八倒していく姿を描いたウェブコメディードラマ。通常のテレビドラマでは難しいゲイやドラッグなどの題材が話題を呼び、予告編などの関連動画も含め計2万3000を超えるアクセスがあった。
ニューヨークのブルックリンが舞台で、地元バンド「ニュー・ビアード」が主題歌と劇中の音楽を担当。ほかにも、ブルックリン発祥ブランド「Brooklyn Industries」の服やニューヨークで活躍する日本人デザイナーのブランド「ダイカ・ニューヨーク」のかばんを使用するなど、地元感あふれるドラマとなっている。
3話までは自主制作し、4話からはクラウドファンディング「キックスターター」で資金を募集。設定額8000ドルを大幅に上回る1万3353ドルを集め、完成にこぎ着けた。プロデューサー・脚本・主演を手掛ける近藤司さんは「制作主要メンバーは3人しかいないため、オーバーワークが続き体調を崩すこともあったが、時間を見つけては一人でも多くの人に会いにいったことがキャンペーン成功の要因だったのでは」と話す。
4話のタイトルは「恋するエイリアンクッキー」。過激さを増すマリコのオーディションと、タイチとボーイフレンドの恋模様が今回の見どころ。ビザと学費のために偽装結婚を決意した2人だったが、立ちはだかる新たな壁をどう乗り越えるのか、注目が集まっている。