ニューヨーク市ウエストヴィレッジのピザ店「ケステ・ピザ・アンド・ビノ」(271 Bleeker Street, New York)は3月8日から、曜日限定で「グルテンフリー・ピザ」の販売を開始した。
アメリカ人の133人に1人が、小麦などの穀物に含まれるタンパク質の一種・グルテンに対しアレルギー反応を示す「セリアック病」を持つと言われている。症状悪化を防ぐためには、グルテンを使用しない食事摂取を必要とするが、近年の急激なアレルギー患者増加に伴いグルテンフリー食品の需要が高まっている。
「グルテンフリー・ピザ」の販売を開始した同店では、米でんぷん、コーンスターチ、ジャガイモでんぷん、大豆粉などを原料とするカプト社のグルテンフリーの粉末で作られたピザ生地を使っている。メニューは、トマトとオレガノ、ガーリックをトッピングした「マルゲリータ」(9ドル)をはじめ、「マリナラ」(12ドル)、「マストニコラ」(9ドル)の3種類を販売する。
広報のロザリオさんは「多くのお客さんは、グルテンアレルギーと知って以来食べることができなかったピザを、久々に味わえたと言っていた。評判は予想以上によく、みんな大変気に入っていた。お客さんがハッピーなことで、私たちをすごくハッピーにしてくれる。月曜日の夜だけでも30枚売れた」と話す。
営業時間は、月曜~土曜=12時~15時30分・17時~23時、日曜=12時~15時30分・17時~22時。グルテンフリー・ピザは、月曜・火曜=17時~23時のみ販売。