クリエーティブな才能を持つ人が集まるブルックリンのギャラリービル「ハムバーグ・ファイン・アート(111 Front St.)」で現在、レズビアンカップルの結婚をネイルと写真で表現したアート展「ベニース・ザ・ラッカー」が開かれている。
同展では独創的な世界観で、レズビアンカップルの結婚までに至る感情や日常を感じ取れるネイルアートを展示。アメリカでは結婚式直前に新郎新婦がお互い最後の独身生活に別れを告げる「バチェラー・パーティー」を開くが、そのパーティーアイテムとなるハイヒールや宝石、羽の付いた仮面などの装飾を施した作品も展示されている。
日本人ネイルアーティストの小渡蘭さんは、ゲイをテーマにしたアート作品が多いのに対し、レズビアンがテーマの作品が少ないことに着目し、同展を発案した。デビッド・ドュピーさんが監修、撮影した作品はネイルアートの限界に挑戦したと高い評価を集めている。
小渡さんは、ネイルにこだわりがなかったニューヨークの女性たちにファッションにおけるネイルの重要性を伝えるために活動してきた。「今回のイベントをきっかけにネイルが好きになる女性が増えればうれしい。今後も引き続き、ネイルアートの限界を超えた作品に挑戦していきたい」と意気込む。
開館時間は12~18時。月曜・火曜休館。入場無料。2月28日まで。