「プライド月間」とよばれる6月に入り、ニューヨーク市内ではLGBTQ(同性愛者・性転換者・バイセクシャル)の人権を訴えるイベントが開催されている。多くのドラァグクイーンが参加した「クイーンズ・プライド・パレード&フェスティバル」が6月1日、クイーンズで開催され盛り上がりを見せた。
同イベントでは、色鮮やかで豪華な衣装を身にまとった数々のドラァグクイーンがパレードに登場。パレード以外にも優勝者に賞金が授与されるショーが行われ、歌やダンス、コメディーなどのパフォーマンスが披露された。
ニューヨーク州では3年前に同性愛者の結婚を認める法案が可決された。しかし、米国では州ごとに法律が違うため、中には認められていない州もある。米国全体へ同法案を広げるために、今後も1カ月間を通してさまざまなイベントが行われる。
29日には世界最大級のニューヨーク・ゲイ・パレード「The March」が開催される。昨年は300以上の団体が参加し、沿道には100万人以上の観客が集まった。開催日には町中がシンボルカラーでもあるレインボーに染まる。例年パレードには著名人も参加するため、開催を待ち望む声も上がっている。
「The March」の行進は11時から。