フリーのイラストレーターとして活動するトヨクラタケルさんの作品展「ブックデザイン展」が4月1日から、紀伊國屋書店ニューヨーク(1073 Avenue of the Americas, New York)で開催される。
大阪を拠点に海外でも個展を開くなど精力的に活動するトヨクラさんは、書籍や雑誌、広告、ウェブなどの分野で活躍する傍ら、大学時代に始めた雑貨ブランド「Re:VERSE」も継続。シールやメッセージカード、トートバッグなども販売する。昨年には、関西を拠点に活動するイラストレーターとともに、イラストレーター・グループ「なりゆきサーカス」を結成。「関西からイラストレーションシーンを盛り上げる」をコンセプトに活動している。
フェルトと紙と糸を使った技法で知られるトヨクラさんの作品は、子どもをモチーフにしたものが多く、一見温かみのあるかわいらしい作風だが、主人公が置かれる背景には日常の一コマが描写されながらも、パトーカーや棺おけなどが登場するシニカルなストーリー性のある作風が特徴。現実と非現実を交差する不思議な世界感を作り出す。
同展では、トヨクラさんの作品が装画となった書籍とともに、それらの原画を展示。期間中、ミニサイズの作品販売と、紀伊国屋書店ニューヨークとのコラボレーションによる、キャンバストートバッグの限定販売も予定する。
開催期間は、月曜~土曜=10時~20時、日曜=11時~19時30分。4月30日まで。