30度を超す真夏日が続く今年のニューヨークでは今後もしばらく夏日が続き、真夏日も7月~8月にかけて多くなると予想されている。雷を伴う暴風雨も頻繁に吹き荒れるという予報が出ている。
猛暑に向け電力需要が増えることから、停電なども心配されている。電力会社のコンソリデーテッド・エジソンは、「Green your AC」と市民に節電を呼びかけている。家のクーラーはカ氏78度(セ氏約25.6度)で設定することを勧め、タイマー付きのクーラーを使用している人は必ずセットし、家にいない時などに無駄な電力を使わず、フィルターを頻繁に掃除するように注意を促す。
ニューヨーク市民からは「ビル内や地下鉄の冷房の効き過ぎが一番環境に悪い。室内の冷房を低く設定しながらドアを開けて客の呼び込みをしている店も多く、結局室内で上着を羽織る人をよく見掛ける。すごく非効率だと思う」という声も。
昨年は7月下旬に夏が終わったかのように気温が15度に下がったり、数日後30度を超す日が訪れたりと不安定な日々が続き、サマーレジャーを楽しむ人が減っていた。さらに今年の冬は厳しい寒波が続いたことから夏を心待ちにしていた市民も多く、アフター5や休日に外で過ごす市民の姿が多く見られる。