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北村一輝さん、NYの日本映画祭「JAPAN CUTS」で舞台あいさつ-「猫侍」上映で

様々な役柄を演じ分け、魅了した北村一輝さんが「CUT ABOVE賞」を受賞した

様々な役柄を演じ分け、魅了した北村一輝さんが「CUT ABOVE賞」を受賞した

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 ニューヨークのジャパン・ソサエティー(333 E. 47th St.)で7月10日~20日、北米最大の日本映画祭「JAPAN CUTS」が開催された。今年で8回目を迎える同イベントでは昨年日本でヒットした27本が上映され、舞台あいさつに俳優・北村一輝さんが登壇した。

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 19日には北村さんが出演した「リノから来た男」「猫侍」「キラーズ」が上映された。チケット販売開始直後に完売し、当日はキャンセル待ちの列ができた。当初は「リノから来た男」「猫侍」の2作品のみ上映が予定されていたが、「サプライズ上映会」として「キラーズ」の追加上映が決まった。

 人斬りと恐れられた剣士・斑目久太郎が愛らしい猫と触れ合うことで変化していく時代劇コメディー。上映が始まりスクリーンに北村さんの姿が映し出されると自然と拍手が沸き起こった。「猫侍」には猫や犬が登場するとあり、動物好きのニューヨーカーが集まった。猫の愛らしいしぐさにため息をつく人も多かった。

 上映後には質疑応答が行われ、映画制作の裏側を語った。北村さんは「近年映画賞を取ることを目的とした映画が多く観客のことを忘れがち。子どもから大人までが楽しめる作品に参加できたことがうれしい」と振り返った。観客から猫派か犬派かと聞かれた北村さんが「猫派」と答えると会場は拍手に包まれた。上映に先立ち、日本映画界に貢献している監督や俳優の功績をたたえる「CUT ABOVE賞 for Excellence in Film」の授賞式も行われた。

 上映後にはアフター・パーティーが行われ北村さんも姿を見せた。登場するやいなや女性ファンに囲まれたが、にこやかに握手したり撮影に応じた。映画を見に来た人は「とにかく面白くて猫に癒やされた。猫に引かれていく北村さんの変化も面白かった。もう一つの作品『リノからきた男』も見て、『猫侍』とは全く異なるシリアスな役柄を演じていて、すぐに物語に引き込まれた」と話していた。

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