ニューヨークの「The NoMad Hotel」(1170 Broadway)で7月14日・15日、世界カクテルコンペティション「ザ・シーバス マスターズ」が開催され、アメリカ代表として出場した日本人バーテンダー・漆戸正浩さんが優勝の栄冠を勝ち取った。
同大会はスコッチウイスキー「シーバスリーガル」が初めて開催。13の国と地域で開催されたローカル大会を勝ち抜いた各国の13人が参加した。6ラウンドで構成された大会では、パフォーマンス、カクテル文化の知識、クリエーティビティやカクテルのおいしさなど総合的な審査が行われた。
アメリカ代表として参加した漆戸さんは歴史的なカクテル「オールド・パル」を現代的にアレンジした「NEW PAL」を披露するなど高い評価を得て「初代シーバスマスター」に選ばれた。日本からはさらに、「ザ・ペニンシュラ東京」で働く中村充弘さんも参加するなど日本人が活躍した大会となった。
漆戸さんは「これをきっかけに、世界中のバーテンダーが偉大なクラシックカクテルからインスパイアされた新しい『シーバスリーガル』のカクテルを作るようになれれば」と話す意欲を見せる。