米国務省のウェブサイトで米国永住権抽選プログラムの2013年受付分当選者数が発表された。
同プログラムは、米国に永住できる権利を年に一度抽選で与えられるもの。申請はウェブサイトから無料で行うことができ、当選者はコンピューターで無作為に選ばれる。昨年は1439万7781人の応募があり、当選数は12万5514人だった。
米国への移民数が少ない地域に割当数を多くし、カメルーン、リベリアの当選者数は最大の5000人。アジアではイラン、ネパールが約5000人、日本は636人の当選があった。この中から先着5万人に永住権が交付される。
ニューヨークに住む日本人男性は「通常、永住権取得には膨大な時間と費用がかかるので、このプログラムには毎年応募している。永住権があれば業種の制限がなく働くことができ、起業することもできるのでとても魅力」と話す。
本年度受付は米国務省のウェブサイトで10月に発表される。応募資格は、高校卒業以上の学歴、または過去5年以内に2年以上の職業訓練や経験があること。対象国は米国への移民率が高い中国や韓国などの16カ国を除いた国々。日本は対象国に含まれ、日本国内からインターネットで応募することができる。応募期間は受付開始から約1カ月。