ブルックリンやクイーンズの急速な人口増加により混雑したニューヨークの地下鉄システムが問題視される中、改善案としてウィリアムズバーグとロウアー・イーストサイドをつなぐゴンドラ計画「East River Skyway(イースト・リバー・スカイウェイ)」をCityRealityのレビー社長が発表した。
人気エリアとされているウィリアムズバーグでは、人口増加に伴ってエリアを走行しているLトレインが既に定員オーバーで耐えられなくなってきている。同計画はブルックリン、マンハッタン間を3~4分で運行し、1時間で片道5,000人以上を運ぶことができると予想されている。また、大気汚染の心配が無いことから環境にもいいとされ、安全性も電車やバスの3倍と言われている。路線開拓にかかるコストも、地下鉄と比べると圧倒的に安いとされ、ニューヨークを360度見渡せるゴンドラ計画に市民からは期待の声が上がっている。
第二段階としてウィリアムズバーグからロングアイランド・シティーを通過し、ルーズベルト・アイランドに続くクイーンズへの道、第三段階としてダンボを通過しサウス・ストリート・シーポートへ続く道も計画されている。
現在は提案段階で将来の正確な開発の見通しはたっていないが、現状の地下鉄問題を解決してくる策として待ち望む市民も多い。