ニューヨークのマンハッタン5番街で9月13日、探検家クリストファー・コロンブスがアメリカ大陸を発見した日を祝うイベント「Columbus Day Parade(コロンバス・デー・パレード)」が開催された。
毎年10月の第2月曜に行われる同イベントでは、マンハッタン5番街の約30ストリートの道のりを閉鎖し、大規模なパレード行進が行われる。コロンブスがイタリア人であったことから、イタリア系アメリカ人にとって世界最大の祭典としても知られる。パレード以外にも、市内の至る所でイタリアの国旗が掲げられた。今年は記念すべき70回目の開催ともあり、参加者約4万人、観客100万人を超え、例年以上の盛り上がりを見せた。
ダンスや一輪車など、30組以上あるパフォーマンス集団の中には、地元高校生によるマーチングバンドも登場し、フレッシュな演奏で歓声を浴びた。また、イタリア系のNYPDバンドや警官バイクによる行進は、その数の多さと存在感でひときわ注目を集めた。パレードを見物していた男性は「警備よりもパレードに参加する警察官の方がはるかに多い。他のイベントではなかなか見られない」と驚いた様子で話した。