ニューヨーク市内のハンター大学ラングホール(695 Park Ave.)で11月22日・23日、サムライ・シェークスピア「R and J」が上演される。
同作はシェークスピアの名作「ロミオとジュリエット」を侍の時代に設定を移したオリジナルバージョン。若い2人の恋人の死を発見して悲しみにくれる両親たちというシーンで幕を開ける。真相をただそうとするエスカラス大公、わずか1週間で幕を閉じた若きロミオとジュリエットの恋など、過去へのフラッシュバックを組み込んだ裁判ドラマ仕立てでストーリーが進行する。
侍に置き換えられたキャラクターを通して「生きること・死ぬことの意味」「戦うとは」「刀とは」といった日本独特な哲学的要素を語りながら、本格的な殺陣や日本舞踊も盛り込む。日本の現代音楽が重ねられた新感覚シェークスピアの公演に期待が懸かる。
開演は、22日=20時、23日=13時と17時。料金は自由席45ドル。