2001年9月11日の同時多発テロにより崩壊されたワールド・トレード・センターが、13年の時を経て「One World Trade Center(ワン・ワールド・トレード・センター)」(7 World Trade Center, 250 Greenwich St.)として11月3日、正式にオープンした。同時に最初のテナント「コンデナスト」社の社員がオフィスの使用を開始した。
同ビル建設に当たり8年の長い工事時間と39億ドルの工事費用を費やし、技術面やデザインを一新した。マンハッタンのスカイラインに戻ってきた同ビルの高さは約541メートルで、全米で最も高い建築物となった。収容人数は6万人で、前ワールド・トレード・センタービルの3倍。104階あるうち半分以上がオフィススペースとして使用され、100~102階には展望台ができ、2015年に一般公開される予定。
前向きな姿勢で未来を描く象徴として建てられた新たなビルは、ニューヨーカーのみならず全世界の人々に希望を与えている。