ニューヨークのマンハッタン5番街で11月11日、ベテランズデー(退役軍人の日)を記念して退役軍人に敬意を表すパレード「AMERICA'S PARADE(アメリカズ・パレード)」が開催された。
毎年、アメリカ各地で盛大にパレードなどが行われ、ニューヨークのパレードには今年60万人を超える観衆が集まった。国歌「The Star Spangled Banner」が作詞された1814年から200周年の節目の年にあたることから、パレードでは地元の音楽隊により国歌が行進曲として演奏され、沿道では星条旗を掲げる人の姿も目立った。
パレードに参加した元軍人のテリーさんは、「35年間にわたる軍生活の中で、通信班としてアフガニスタンに5年間出向くなど、さまざまな経験をした。引退した今は家族と共に平和に暮らしているが、私のように国家のために命を懸けて兵役に携わる人間が英雄として扱われる今日のような日は本当に素晴らしい」と話した。
パレードの模様は全米と世界中の米軍基地で中継放送された。また、同日の夜にはエンパイア・ステート・ビルディングが星条旗色の赤、白、青にライトアップされた。