ニューヨーク市の「Sotheby's Auction House(サザビーズ・オークション・ハウス)」(1334 York Ave.)で12月6日、世界最大級のホワイトトリュフのオークションが行われた。高級食材トリュフの中でも貴重とされるホワイトトリュフの出展はオークション開催前から注目を浴びた。
同トリュフはオークションが始まる1週間ほど前、イタリアでサバティーノ・トリュフ社により発見された。重さは1.89キロもあり、以前41万7,200ドルで落札された世界一大きなトリュフの約2倍の大きさに当たる。
今回のオークションの入札開始価格は5万ドルとあり、最終入札価格が1億ドルを越す金額となるのではないかと予想された。しかし、実際には前回の落札金額に及ばず、予想をはるかに下回る6万1,250ドルで落札された。落札したのは電話でオークションに参加していた台湾の美食家。
サバティーノ・トリュフ社の創設者であるバレストラ・ファミリーは、今回のオークションの売り上げは数々のチャリティー団体に寄付すると発表した。