ニューヨーク料理愛好家の間で、今年一番人気の野菜は「カリフラワー」になると話題を呼んでいる。
カリフラワーは、カロリーが低い上に食物繊維やビタミンが豊富に含まれており、揚げたりゆでたり焼くだけでなく、すりつぶしたりピュレー状にも加工でき、その調理方法の幅広さが特徴。さらに、さまざまな味と組み合わせられることから、今多くのレストランがカリフラワーを使った新しいレシピに取り組んでいる。
市内のレストランでは、ベジタリアンやグルテンフリーのメニューをそろえているところが多く、その中でカリフラワーが使用されることが増えている。カリフラワーは調理した後もボリュームがキープされ、健康志向と満足感を両立でき、多様な食習慣に対応できる万能野菜として重宝されるようになってきている。
ベジタリアンレストランの「Peacefood Cafe(ピースフード・カフェ)」(41 E 11th St.)では、カリフラワーを用いた「Roasted Seasonal Squash」が人気を博している。同店の店員は「カリフラワーの魅力はローストしたときに甘みと歯応えが増すところだ」と話す。もともとは冬の寒い時期をイメージした料理だったが、今では定番メニューとなり年間を通じて提供されている。