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NYでアートフェア開催-日本人木版画作家に注目

湯浅克俊さんの作品

湯浅克俊さんの作品

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 ニューヨークのチェルシーで3月5日~8日、コンテンポラリーアートの祭典「パルス(Pulse)」が開催された。

 世界各地から51の新進気鋭のギャラリーを集め、厳選された作品を展示する同フェア。来場者の好評を得た数多くの作品の中でも特に注目を集めたのは、木版画を手掛ける日本人アーティスト湯浅克俊さんの作品。美術業界で影響力のあるニューヨークの地元メディアでも、湯浅さんの作品が優秀作品の一つとして紹介された。

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 湯浅さんは、自分で撮影した写真やインターネット上で見つけた写真を画像ソフトに取り込み、彫る線を画面上であらかじめ組み立てる。さらに、そのイメージを木版に転写し、彫る作業を進める。デジタル技術で綿密に組み立てられた作品の設計図が、手作業を通し、微妙に変化するのが見どころ。手間のかかった工程のユニークさに加え、木彫り技術の高さに、じっくり作品に見入る観客が多かった。

 湯浅さんの作品を取り扱うギャラリー「YUKI-SIS」(東京・日本橋)のオーナー寺嶋さんは「日本的な緻密な作業によって作り上げられた質の高い作品は、アメリカでは高く評価される。この先も湯浅さんのようなアーティストの紹介をすすめていきたい」と話した。

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