1960年代のニューヨークの広告業界を描いた人気ドラマ「マッドメン」の最終シーズンの放映が始まった。舞台となったニューヨーク市内では、シリーズのフィナーレに敬意を表し、「マッドメン」にちなんだ企画が続々展開されている。
同シリーズは、数々の放送賞を受け、全米でも圧倒的な人気を誇る。企画の中でも注目を集めているのが、「タイム・アンド・ライフビルディング」の前に現れた「マッドメン」の彫刻。登場人物のオフィスビルとして使用されたビルの前には、主人公のシルエットを切り抜いたベンチと、主人公の名前「Don Draper」を記した道路標識が飾られ、撮影スポットとなっている。
クイーンズにある「ミュージアム・オブ・ムービング・イメージ(Museum of the Moving Image)」(36-01 35 Avenue, Astoria)では、「マッドメン」回顧展が開催されている。劇中で使用されたセットや衣装、小道具などを展示。徹底した時代考証を重ねてシーンを作り上げられたドラマなだけに、同展示でもストーリーを振り返るとともに60年代のアメリカの暮らしぶりをうかがうことができる。
同展の開催時間は、水曜~木曜=10時30分~17時、金曜=10時30分~20時、土曜・日曜=11時30分~19時。月曜休館。入場料は一般=12ドルなど。6月14日まで。