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NYアートの最激戦区で日本人アーティストが個展開催

モデルさん、コレクターさんと上川さん(右から二人目)

モデルさん、コレクターさんと上川さん(右から二人目)

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 ニューヨークのチェルシーにあるギャラリー「クラベッツ・ワービー(Kravets Wehby)」(521 W 21st St.)で現在、ニューヨーク在住日本人アーティスト・上川紋さんの個展が開かれている。現代アートの激戦区でもあるチェルシーでの開催に注目が集まっている。

 上川さんは日本の大学を卒業後、ニューヨークの大学・大学院で美術を学び、これまでヨーロッパやアメリカ各地で数々の展覧会に出展してきた。次世代アートシーンの担い手としての期待も高く、ニューズウィーク誌の「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれたこともある。

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 テーマとするのは女性像。今回の展示では、歴史や神話、聖書などから着想を得たイメージに取り組んでいる。上川さんの描く女性は、フランドル絵画に見られるような平たんな表情が特徴的だが、間近で見ると、日本の美人画のように極めて繊細な描写が施されている。西洋と東洋の美術史が踏襲されたイメージには、多様な文化的背景を持つニューヨーカーたちが、それぞれの女性像を投影して鑑賞できる。また、緻密な筆致とは対照的に、絵の表面には大胆に羽やパールが加えられ、作品に立体感を生み出している。

 今回の展示について、上川さんは「技術的に実験的な作品。絵の中の女性たちは、自分が共感あるいは同情、尊敬できる肖像」と話す。

 開催時間は11時~18時。入場無料。4月18日まで。

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