スターバックスが、9月28日に発売したインスタントコーヒー「Starbucks VIA」にノンカフェインのディカフェラインを追加、11月17日から店頭で販売開始する。
イタリア語で「道」を意味する「VIA」から名付けられた同商品。現在カフェイン入り「コロンビア」と「イタリアンロースト」を店頭で販売する。
同社のハワード・シュルツCEOは「店頭のコーヒーに近い味を手軽なインスタントコーヒーとして再現するために20年近くの研究を重ねてきた」と話す。100%ナチュラルローストされたコーヒー豆を厳選し、保存料を一再使っていない同商品は、独自に開発したテクノロジーにより、味、質、鮮度をそのまま保つ製法により完成したという。
全世界で飲まれているコーヒー需要の40%がインスタントと言われており、年間総売り上げは170億ドル(約1兆5000億円)に上る。インスタントコーヒーがあまり定着していないアメリカのコーヒー事情だが、75%のコーヒーが家庭で飲まれているという習慣から、同社は今後、インスタントコーヒーの売り上げに期待を寄せる。
同商品はカフェイン、ノンカフェインともに3本入りスティックで1箱2.95ドル、12本入りは1箱9.95ドル。アイスとホット両方で楽しめる。