ニューヨークのランドールズ・アイランドパーク(1 Randalls Island Park)で5月14日から17日まで、「フリーズ・アートフェア・ニューヨーク」が開催された。世界各地でアートフェアの開催が増え続けているが、中でも同フェアは最大級といわれ、33カ国から190のギャラリーが集まった。
大手ギャラリーが厳選した作品を一斉に見ることができる機会とあって、会期前から地元メディアは「フリーズ」の話題で持ちきりだった。入場チケットは早い段階で売り切れとなり、人気の高さがうかがえた。
近年、アートフェアはギャラリーにとって主要なセールスの場となっている。中にはアートフェアでの売り上げが、ギャラリーでの売り上げを上回るケースも多い。4回目の開催となる今年は短い開催期間にもかかわらず出展ギャラリーのセールスは好調で、約1億8,000万円で成約された作品もあった。
人気のアートフェアの一方で、会場には「アートを見るというより、ただのお祭り騒ぎで、いるだけでとても疲れた」と話す人もいた。