ニューヨークでFIFA女子サッカー・ワールド・カップ決勝戦の観戦イベントが7月5日、ミッドタウンにあるバー「Playwright Irish Pub 35th」(27 W. 35th St.)で開催された。
主催はプロモーション会社「O planning(オー・プランニング)」。同社によるスポーツのパブリックビューイングは2002年以来、毎年開催されている。今年もイングランド戦からイベントを開き、ニューヨークの日本人コミュニティーを盛り上げている。
決勝進出を決めたなでしこジャパンの対戦相手は前大会決勝と同じくアメリカということもあり、試合開始前から会場内には多くの日本サポーターが集まった。同イベント開催場所の近隣にはバーが立ち並び、同じく決勝戦を放送しているバーが多くあったが、「日本一心」を掲げ、同バーでは約400人が一致団結となり応援した。
試合前半、開始5分に先制点を許してからアメリカの快進撃が止まらず、前半終了時にはアメリカに合計4点決められ、日本は1点返すのみにとどまった。後半には澤選手が導入され、バー内はいっそう盛り上がりを見せたが、流れを取り戻すことができずに2-5で優勝を逃した。
会場内では日本とアメリカの両国を応援するサポーターも多く、試合終了後には握手を交わす日本人とアメリカ人の姿が見られた。表彰式では両国に拍手を送り、お互いの健闘を称え、笑顔を見せた。日本人サポーターは「4年後にまたリベンジしてほしい」と話した。