ニューヨーク市のクイーンズにあるUSTAナショナル・テニス・センター（Flushing Meadows Corona Park Rd.）で8月31日より、テニス全米オープンが開催される。

　同大会は4大国際大会の一つで、昨年は錦織圭選手が決勝戦に進出したことで日本中が歓喜した。今年は自己最高ランクとなる第4シードを獲得し、開催前から注目が集まっている。

　同テニス・センターでは本戦に先駆け25日から予選が行われており、無料で入場できる予選会には多くの地元民やテニスファンが訪れている。予選には西岡良仁選手や日々万葉選手など、日本陣の若手選手が数多く出場しており、彼らの活躍にも注目が集まる。その傍らの練習用コートでは有名選手の練習姿も見られることから、サインや写真撮影を求める人が集まった。

　会場内の売店ではTシャツやマグカップなどのグッズが購入できる。中でも限定のドリンクカップは人気が高く、土産代わりに買う人も多く、カップを片手に試合を観戦する人が多く見られた。

　会場を訪れていた人々からは、現在世界ランキング1位のジョコビッチ選手が優勝するのではないかとの声が多数上がった。「ジョコビッチ選手は手ごわいが、錦織選手がジョコビッチ選手を破る可能性は十分にある」と話す人も。ニューヨーク在住の日本人は「錦織選手の優勝を楽しみにしている」とエールを送った。