ニューヨークの「ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック」(30 Lafayette Ave, Brooklyn)で10月28日~31日、日本の舞踏カンパニー「山海塾」の公演「歴史いぜんの記憶-うむすな」が行われる。
舞踏家・天児牛大(あまがつうしお)さんによって1975(昭和50)年に創設された同カンパニーは、「生と死」といった普遍的なテーマのストーリーを、洗練された身体言語で表現する独自の表現形態をつくり上げた。その技能は国内外で高く評価され、1980(昭和55)年より海外公演を行っている。ミニマリスティックな衣装や舞台装置がつくり出す世界感は日本独特の総合芸術として、海外で根強い人気を誇っている。
今回のニューヨーク公演は5年ぶりともあり、「ニューヨーク・タイムズ」などの地元紙でも取り上げられた。地水火風の四元素を軸に、天地創造の謎に迫るストーリーは、天井から砂を降らせ、時の経過を表現するなど舞台演出に趣向が凝らされている。加古隆さんなどが手掛けた舞台音楽にも期待が集まる。
開演は19時30分。チケットは25ドル~。