「伝統と創造」をテーマに日本の美を世界に発信する非営利団体「美・JAPON(ビ・ジャポン)」は11月4日、「Beyond KIMONO 2015(ビヨンド・キモノ・2015)」と題し、和ドレス、音楽、舞踊が一体となったショーをニューヨークの国連大使公邸で開催した。
同団体はヨーロッパを中心に世界8カ国で公演を行い、ニューヨークで初の公演となる今回は国連日本政府代表部大使公邸で各国大使や外交関係者を招いて開催した。ショーでは、150年以上前のアンティーク着物や、それを使った和ドレスが披露され、NY在住ピアニスト西川悟平さんが生演奏でショーを演出した。
チェコ出身の来場者は「美術館に置いてある芸術品のような着物と現代的なドレスのコラボレーションがとても素晴らしかった」と感想を語った。同団体の代表を務めるデザイナーの小林栄子さんは「ニューヨークは『何でもあり』な世界ナンバーワンの都市。今回のショーを通じて日本の美や伝統技術の素晴らしを見直してもらえたら」と思いを明かす。
11月7日には、チェルシーで「Beyond KIMONO 2015」を一般向けに開催。会場では和ドレスも販売する。一般席は売り切れ、立ち見席25ドル。