ニューヨークのマンハッタン5番街で11月11日、ベテランズデー(退役軍人の日)を記念して「AMERICA'S PARADE(アメリカズ・パレード)」が開催された。
同パレードは、第一次世界大戦後の1919年にアメリカ遠征軍の凱旋(がいせん)パレードが行われたことがはじまりとされ、毎年ニューヨークでは全米最大級の規模で行われている。現在は戦争にかかわらずアメリカのために戦ったすべての軍人に敬意を表する日として国民の祝日となっている。
今年は第二次世界大戦終戦70周年がテーマとなり、パレードには企業や高校生のマーチングバンドをはじめ250のグループと退役軍人や一般市民を含め2万人以上が参加した。沿道にはアメリカ国旗を振る人であふれ、観客は60万人に上った。パレードの様子は全米各地に中継放送された。
パレードに参加した市民からは戦争で戦った英雄をたたえるとともに、戦争で傷つく人が一人でも減るように祈りたいといった声が上がっていた。