チェルシーのメトロポリタン・パビリオン(125 W 18th Street, New York)で10月30日から、毎年恒例の「チョコレートショー」が始まった。
12回目を迎える同イベントには、毎年ニューヨークの老舗ショップをはじめ、国内外から多くのチョコレートショップが参加し自慢の品々を出展。グルメなニューヨーカーから注目を集める。
今年も40以上の出展者が試食販売を実施するなか、チョコレート・ファウンテンでイチゴやマシュマロのフォンドュを販売する店から、フェアトレード・チョコレートを扱う店、個性あふれるブースが並ぶ。書店「バーンズ・アンド・ノーブル」もブースを構え、チョコレートに関する本を販売。著者によるサイン会も行われ、訪れた客を楽しませた。
葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」を装飾したブース、「Chocolate Springs」(Lenox, Massachusetts)ではジャスミン茶や抹茶、しょうがなどを使ったチョコレートも見られる。ジョシュア店長は「16歳の時に、日本食レストランでアルバイトをしていたんだよ」とルーツは日本食にあると話す。
そのほか、ハロウィーンの週末に開催することから、家族ぐるみを意識した「キッズゾーン」も展開。アメリカで貧困に苦しむ子どもを救うNPO団体「Share Our Strength」の協力で、お菓子作りの場や、チョコレートができるまでなど学ぶ教育の場を提供する。大人にはシェフによる料理の実演シアター「クリナリーデモ」、チョコレートを使用した美容品やスパリゾートの紹介などを含む「ビューティーパビリオン」も用意し、親子で楽しめるイベントに仕立てている。
開催時間は、10月30日=12時~20時、31日=10時~20時、11月1日=10時~17時。オンラインで前売り券(28ドル)、当日券(30ドル)も発売中。