チェルシー地区で元ナイトクラブ「Limelight(ライムライト)」(656 Avenue of Americas, New York)として使われていた教会が5月7日、ショッピングモール「Limelight Marketplace(ライムライト・マーケットプレイス)」としてオープンし、話題を呼んでいる。
1844年に建てられた教会は、1983年にナイトクラブ・ライムライトとしてオープン。ニューヨークの人気スポットとして一躍有名となったが、地元住民との間に問題も生じ、2001年に閉鎖。以後、さまざまな変遷を経て、リテールショップとしてリニューアルオープンした。教会の建物をそのまま生かした店内では、1階から3階までのフロアごとに現在44店が出店。さらに5店舗の入居が決まっている。
セクション分けされた1階には、日本の女性からも人気のある長靴ブランド「Hunter Boots(ハンター・ブーツ)」などのアパレル店のほか、カップケーキやマカロンなどのデザート店、チーズやキャビアなどのグルメフード店が軒を連ねる。中庭のグリーンマーケットでは、新鮮な野菜や果物も販売する。吹き抜けを囲んだ造りの2階には、アクセサリーやコスメ、ペット用品、造花などを扱う店が並び、3階ではニューヨークを代表するチョコレート店「Mariebell(マリーベル)」がカフェスペースを併設。雑貨店、ヘアサロンのほか、近日中にはワインバーの入居を予定する。
「とてもユニークなコンセプト。たくさんのかわいらしい店が入居し、小さなソーホーのよう」とマリーベルのビベカさん。2階に店舗を置くアートフラワーデザイナーのバーブラさんは「今回初めて自分の店を持った。アメリカでは花に関心を持つ人が少ない。このモールで買い物中に花を見て、たまには花でもと興味を示してもらえたらうれしい」と話す。
営業時間は、月曜~土曜=10時~22時、日曜=11時~20時。