ニューヨークの「Vivian Beaumont Theater (150W 65th St.)」で渡辺謙さん演じる「The King and I (王様と私)」が上演中。
物語は1860年代のタイ王国が舞台。家庭教師として雇われたイギリス人女性アンナと王様が衝突を繰り返しながらも次第に引かれ合う姿を描く。渡辺さんは昨年王様役で初の米国ミュージカル舞台デビューを果たした。その年のトニー賞ベストアクトレスを受賞した相手役のケリー・オハラさんと初デビューにしてノミネートされた渡辺さん、共に高い評価を受け話題となった。
今回胃がん手術後の療養でニューヨーク入りが遅れた渡辺さんだったが、王様役を熱演し公演期間残り1週間となった。その後はキャストが入れ替わるため、ケリー・オハラさんと渡辺さんの共演を見るラストチャンスだといわれている。
公演を見たニューヨーク在住の男性は「トニー賞ミュージカル・リバイブル部門で1位を獲得したオリジナルキャストで見られる機会は逃せない。とても華やかな舞台だった。 みんなに薦めたい」と話す。
2人の最終公演は4月17日 。公式サイトではチケットは完売しているが、現地の日系企業O planning(info@oplanning.com)でプレミアムチケットを販売中。