ニューヨーク、タイムズスクエアの限られた空間に、公園を入れる可能性を追求したプロジェクト「Vertical Times(バーティカル・タイムズ)」が話題を呼んでいる。
同プロジェクトは、上海をベースとして活動している空間建築デザイン会社「100architects (100アーキテクツ)」が4月上旬に発表したもの。建物と人口が密集した空間で、「縦」と「コンパクト」がメインコンセプトとなっている。デザインの完成予想は高さ55メートル、直径12メートルの円柱型。6つの階層に分かれており、それぞれが異なった空間を提供する。構成は1階層目から順に、遊び場、ボールの海、ハンモックプラザ、スカイガーデン、レストランとスカイバー。
同プロジェクトは「100architects」のウェブサイトで紹介された後、複数の現地紙で紹介された。斬新なデザインから、「本当に実現可能なのか」と注目を浴びている。
タイムズスクエアエリアを避ける傾向がある現地住民からは「アイデアはとてもいいが、このような空間を作ることによって人が一層集まり事故などにつながるのではないか」という意見も上がっている。